日本社会薬学会第32年会開催にあたってのご挨拶

 この度、日本社会薬学会第32年会を、平成25年10月13日(日)、14日(月)の両日、昭和薬科大学(町田市)で開催させていただくことになりました。

 本学会は、昭和57年5月に社会薬学研究会として設立され、その後18年間の活動を経て、平成11年9月に日本社会薬学会となりました。本学会の活動の目的は、医薬品をはじめとする生活関連物質と人間の健康との社会的なかかわりについて、総合的に研究・教育を発展させることにあります。

 第32年会を開催するにあたり、本学と日本社会薬学会のかかわりについて述べたいと思います。本学の名誉教授 林 一 先生(当時 物理学研究室教授)が社会薬学研究会の設立当初からかかわっていましたので、社会薬学は大変身近なものでありました。昭和55年に発行されました昭和薬科大学創立50周年記念誌『薬学への提言』には、初代会長辰野高司先生をはじめ、遠藤浩良先生、片平冽彦先生などから寄稿していただき、社会薬学を明らかにしていただいています。当時、私が物理学研究室の助手でしたので事務局のお手伝いをしながら、社会薬学について勉強させていただきました。その間、諸先生方にご指導、励ましをいただきながら今日に至りましたこと、感謝申し上げます。本当にあっという間のことでした。このような経緯から、私が第32年会長を務めさせていただくことになりましたことは、大変光栄なことであるとともに、ご縁のあることであり、大変感慨深い気持ちで一杯であります。

 今回、第32年会のメインテーマは、「高齢・多死社会において、社会薬学の果たす役割とは」です。特別講演に一橋大学大学院社会学研究科 教授の猪飼周平先生をお招きいたします。先生には、『病院の世紀から地域の世紀へ』というテーマで講演していただきます。高齢社会の到来とともに、医療提供体制が大きく変わろうとしていますので、この32年会では、薬や薬剤師の社会とのかかわりについて、皆様と一緒になって考えたいと思います。

  10月の連休ではありますが、是非、皆様とお会いできることを楽しみに致しております。

 

日本社会薬学会第32年会  

年会長 串田一樹 

昭和薬科大学医薬情報評価教育串田研究室

                        

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