市販薬の乱用 10代のオーバードーズ急増~どうしたらオーバードーズを防げるのか~
薬物依存は、覚せい剤や大麻の違法薬物に関心が集まりがちであるが、最近では一般用医薬品の乱用による薬物依存患者が急増しており、覚せい剤等の違法薬物の依存患者数に続いて多くなってきた。特に、10代の市販薬乱用患者数は2016年から急増し、覚醒剤や大麻を上回り2022年には65%となっている。一方、一般用医薬品の活用をはじめとするセルフケア・セルフメディケーションの推進が図られていることから、医療用医薬品のスウィッチ化の推進、ネット販売などの利便性に関心が高まっていることから、薬の適正な使用についても改めて喚起する必要がある。
今回、一般用医薬品のオーバードーズ問題、薬教育のリテラシー向上、一般用医薬品販売での取り組みについて理解するとともに、「どうしたらオーバードーズを防げるのか」を一緒に考える機会とする。
プログラム
総合司会 串田一樹
10:00~11:00 1 基調講演
『「助けて」が言えない子どもたち-市販薬の乱用・依存を例として-』
嶋根卓也(国立・精神医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部)
11:00~11:05 休憩
11:05~11:20 2 病院から
『過量服薬患者の入院背景調査からみえてきたこと』
髙橋和代(平川病院 薬剤部)
11:20~11:35 3 学校薬剤師から
『医薬品の過量服用問題に学校薬剤師がどう関わるのか』
山口一丸(かずまる薬局、愛知県学校薬剤師会副会長、日本くすり教育研究所理事)
11:35~11:50 4 一般用医薬品販売から
『一般用医薬品販売の対応~新宿区の調剤併設型ドラッグストアの立場から~』
寺田大輝(龍生堂)
11:50~12:20 総合討論
開催日時:2024年4月28日(日) 10:00~12:30
会 場:Web開催
参加方法:Peatixの申し込み
https://shayaku-forum2024.peatix.com
締切:2024年4月20日(土)
参加費:1,000円 (会員/非会員問わず)
日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師制度:1単位(予定)