日本社会薬学会は、“医薬品をはじめとする生活関連物質と人間の健康との社会的なかかわりの中で、総合的に研究・教育を発展させることにより、人間の生命と健康の維持・増進に寄与すること”を目的とした学会です。
第34年会は「今、社会において薬学が出来ること」と題し、平成27年7月25日-26日熊本大学薬学部にて開催する運びとなりました。2012年の社会薬学会九州支部設立後、初めて九州で年会を開催させていただきます。
「薬学が果たす役割ならびに解決すべき課題」について俯瞰的にとらえるためには、薬学の専門性という内側からの視点だけではなく、異分野から薬学や薬剤師の役割を見つめ直すことも必要ではないかと思います。そこで本年会では、マスメディアや行政の立場から の特別講演、IT・通信事業や工学技術等から未来の薬局像を垣間見るシンポジウム等、様々な企画をご用意しております。講演者・参加者とのふれあいを通して、本年会が情報共有、意見交換、交流の場となり、社会に対して薬学からの一歩進んだ情報発信を行うことができればと考えております。
熊本は阿蘇山をはじめとした雄大な自然に囲まれています。また、馬刺やからし蓮根など、清冽な地下水と豊かな自然に育まれた食の宝庫でもあります。さらに、熊本城や水前寺公園など数多くの観光名所もございます。是非、年会参加を通して、社会薬学に関する「最先端」の情報を得られるとともに、熊本の「湧々(わくわく)」をご満喫頂ければと 思います。皆様のご参加をお待ちいたしております。
日本社会薬学会第34年会
年会長 入江徹美
熊本大学薬学部