東海支部

日本社会薬学会・第16回東海支部例会講演会

       〜地域医療と薬剤師〜

日時:2012年3月20日(火・祝)13:30〜15:00
会場:名城大学名駅サテライトMSAT
   名古屋駅前ユニモール2番出口桜通ビル13階
   名古屋市中村区名駅3-26-8(Tel:052-551-1666)
テーマ:地域医療と薬剤師

内容
  演題:「地域における薬剤師の役割について」
      徳島文理大学薬学部教授 中田素生
  申込方法:当日申込(予約不要)
  参加:無料
  単位認定:1単位(日本薬剤師研修センター認定)
  日本社会薬学会東海支部

問合先:名城大学薬学部准教授飯田耕太郎
    〒468-8503名古屋市天白区八事山150
    TEL:052-839-2710
    FAX:052-834-8090
    E-mail:iida@meijo-u.ac.jp

 

日本社会薬学会・第16回東海支部例会報告

テーマ:地域と薬剤師
講演会「地域医療における薬剤師の役割について」

 日本社会薬学会第16回東海支部例会講演会が“地域と薬剤師”をテーマとして、平成24年3月20日(火・祝)名城大学名駅サテライト(MSAT)において開催され日本社会薬学会会員、その他東海地区の薬剤師、地域医療関係者、43名が参加しました。
徳島文理大学薬学部中田素生教授から「地域における薬剤師の役割について」と題し、病院薬剤師と保険薬局薬剤師による薬・薬連携、多職種連携、薬局薬剤師の学会発表支援について今まで実践された内容を講演されました。
 中田先生は、以前国立系診療所病院薬剤師として務められた際、地域の保険薬局薬剤師との薬・薬連携の構築に携わってきました。病院薬剤師が薬剤管理指導業務として入院時に服薬指導しても、退院後、患者が外来(在宅)で関る保険薬局薬剤師の服薬指導との間で統一性・一貫性が取れていないのが現状でした。そこで電子「お薬手帳」を伝達手段としたり、保険薬局薬剤師を病棟に呼び入れ情報共有することで「顔の見える連携」を図り再入院の防止に努めました。その後、薬剤科での情報共有が行われるようになり薬・薬連携の輪が広がりました。また、退院時に患者に対して主治医から状況説明を行い、在宅療養について多職種(病棟看護師、病院薬剤師、薬局薬剤師、ケアマネジャー、クリニック看護師、理学療法士など)から提案と説明を行うことで、退院後のケアプランを決定する等、退院時共同指導が行われるようになりました。
 今後、超高齢化社会の到来による在宅療養の拡大を踏まえ、薬剤師が地域の患者対して対応できる薬・薬連携、多職種連携を実施していくことが大切ではないかと講演されました。参加した会員や薬剤師から地域の薬剤師が求められる役割について活発な議論が交わされ有意義な講演会となりました。
文責:東海支部長:飯田耕太郎(名城大学薬学部)

 

 

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