本学会では、この度、医薬分業に関する講演会を開催しますのでご案内申し上げます。
医薬分業は薬局が医薬品販売業から保険薬局に業務を変え、その結果、薬局薬剤師は外来患者の薬物治療への参画を推進する機会となりました。また、医薬分業の推進によって病院薬剤師が外来調剤から解放され入院患者の薬剤管理指導を推進するようになりました。このように医薬分業は薬剤師にとっては大きな職能転換を迎えることとなりました。現在の医薬分業は、分業率が70%、処方せん発行枚数が8億枚に成熟するとともに、高齢社会の到来によって薬局機能も大きく変わろうとしています。
少子・高齢・多死社会を迎えて、我が国の医療提供体制が大きく変わろうとしており、今後の薬局機能や薬剤師の役割を考える上では、今一度医薬分業の意義を改めて考える機会が必要と考えています。
今回、永井恒司先生をお招きして、医薬分業に関する下記の講演会を開催することになりましたので、ここにご案内申し上げます。
2015年11月15日(日) 13:00〜16:00
会場:北里大学薬学部 新2号館2301大講義室
〒108-8641 東京都港区白金5-9-1 TEL 03-3444-6161(代表)
参加費:会員 2000円 非会員 3000円 学生 無料 (当日申し受けます)
*懇親会費:3000円(別途申し受けます)
プログラム:
13:00-14:00 | 特別講演:『国際標準の分業「医師が処方し薬剤師が調剤する」―発祥の原点』 公益社団法人 日本薬剤学会 名誉会長 永井恒司 先生 |
14:00-14:15 | 質疑応答 |
14:15-14:30 | 休憩 |
14:30-16:00 | 医薬分業を取り巻く話題 保険医療における実践倫理としての医薬分業 鈴木順子 (北里大学薬学部) 在宅医療における医薬品供給の責務 串田一樹 (昭和薬科大学) 医療ジャーナリストから見た医薬分業(仮題) 玉田慎二 (医薬経済) |
16:00-16:30 | 総合討論 |
16:30 | 閉会 |