東海支部

日本社会薬学会東海支部第20回例会講演会・報告

 

名城大学 薬学部
飯田耕太郎

 平成29年2月19日(日)名城大学薬学部において日本社会薬学会東海支部第20回例会講演会を開催しました。小林記念病院褥瘡ケアセンター長の古田勝経先生より「超高齢化社会や在宅医療・介護現場で避けては通れない疾患“褥瘡”を学ぶ」について講演がありました。
 褥瘡は古くから床ずれという別名をもち高齢化社会において徐々に注目されてきた疾患です。今後、ますます高齢化が進む中で在宅医療や介護現場で寝たきり高齢者に多く発症する褥瘡は避けては通れない疾患です。褥瘡は治らない、難治性というイメージの強い疾患ですが、一方で薬剤師の薬物治療支援が欠かせない疾患です。褥瘡は「目に見える疾患」であり、治療の基本は、病態(創面)をしっかり観察・評価し、適切な軟膏剤を選択して治療することです。軟膏剤の基剤(水溶性、油脂性)には、創面からの滲出液を吸収するタイプと水分を補うタイプがあって、創面の状態に応じてそれらを使い分ける必要があります。軟膏剤を選択する際、基剤(水溶性か油脂性か)の性質を十分把握して治療に用いることがキーポイントになります。褥瘡治療では、創面の湿潤環境を適切に整えることが治療につながるため、軟膏基剤の適切な選択により主薬の薬効成分が効果を発揮します。薬剤師は軟膏基剤の物理化学的性質をよく理解している唯一の職種であるため、医師や看護師と患者情報を共有して適切な軟膏剤を選択して薬物治療を進めることができます。それを実現するためには、薬剤師も褥瘡ケアに関する臨床的な基礎知識の習得や実際に現場で使われている治療薬(軟膏剤)などを学ぶことがとても大切になってきます。
 古田先生は愛知県薬剤師会・医療部会の中心メンバーとして、愛知県医療再生調査研究事業(在宅薬剤指導)に基づき薬剤師を対象とした褥瘡実習研修会を毎年開催しています。研修会は薬剤師が在宅などで褥瘡患者に遭遇した場合や褥瘡の恐れのある患者に対して薬剤師として積極的な支援ができるように講義だけでなく褥瘡シミュレータを用い実際に治療に用いる軟膏剤で実習を行い、臨場感を体験することで研修効果を高めています。

 

日本社会薬学会・東海支部第20回例会講演会のご案内

日時:2017年2月19日(日)13:30〜15:00
会場:名城大学薬学部(八事校舎)新3号館1階101教室
   〒468-8503名古屋市天白区八事山150
   地下鉄鶴舞線・名城線・八事駅θ崕亳・東へ徒歩5分

テーマ:地域医療と薬剤師の役割
演題:超高齢化社会や在宅医療・介護で避けては通れない疾患“褥瘡”を学ぶ
演者:古田勝経先生(小林記念病院褥瘡ケアセンター長)
参加:日本社会薬学会会員限定(平成29年2月19日現在)
申込:当日申込(予約不要)
単位認定:1単位(日本薬剤師研修センター認定)

主催:日本社会薬学会東海支部
連絡:名城大学薬学部 飯田耕太郎
  〒468-8503名古屋市天白区八事山150
  TEL:052-839-2710 (直通)
  FAX:052-834-8090
  E-mail:iida(at)meijo-u.ac.jp
  メールを送るときは 「(at)」 を 「@ (半角)」 に置き換えてメールしてください。

 

日本社会薬学会東海支部第19回例会講演会・報告

名城大学 薬学部
飯田耕太郎

 平成28年3月12日(土)14時から名城大学薬学部において日本社会薬学会東海支部第19回例会講演会を開催しました。「ヒト型シミュレータを用いた教育プログラムの構築と実践」について名城大学薬学部黒野俊介准教授より講演いただきました。チーム医療において、適正な薬物療法を実施するために、薬剤師が臨床判断をする機会は増えつつあります。また、在宅医療の場においても、薬剤師が薬物治療の効果や副作用の発現などについて判断を求められる機会が増えると考えられます。そのために薬剤師には薬物療法を実践できる能力が必要です。すなわち、血圧の測定や心音や胸部の聴診などにより得られた情報から、患者の状態を判断して、投与すべき薬剤が選択できるようになることが必要です。黒野准教授らは、ヒト型シミュレータが再現した病態を観察・評価し、必要な薬物を選択・投与し、病態の改善を目指すシナリオを中心とした教育プログラムを構築し、実践しています。本プログラムでは、臨床現場に即した学修の場を提供することにより、様々なプレッシャーの中で知識や技能を発揮し、判断することが実践できるため薬物治療に関する実践的な学修が可能となることから、6年制薬学教育で今後発展していくものと思われます。


日本社会薬学会・東海支部第19回講演会ご案内

東海支部では、2016(平成28)年3月12日(土)に第19回講演会「ヒト型シミュレータを用いた教育プログラムの構築と実践」(名城大学薬学部・黒野俊介先生)を開催します。

  日時:平成28年3月12日(土)14:00〜15:30
  場所:名城大学薬学部(八事校舎) 3号館3階303教室
      名古屋市天白区八事山150
     地下鉄鶴舞線・名城線・八事駅θ崕亳東に徒歩5分
     http://www-yaku.meijo-u.ac.jp/access/index.html
  講演:「ヒト型シミュレータを用いた教育プログラムの構築と実践」
       (名城大学薬学部・黒野俊介先生)
  研修:日本薬剤師研修センター研修1単位   
  連絡:〒468-8503 名古屋市天白区八事山150
     名城大学 薬学部 薬学教育開発部門   飯田耕太郎
     TEL:052-839-2710      E-mail: iida(at)meijo-u.ac.jp
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日本社会薬学会・東海支部第18回例会講演会報告

平成26年10月9日

 日本社会薬学会東海支部では平成26年3月8日に「地域医療と薬剤師の役割」をテーマとして第18回例会講演会を開催しました。チューリップ薬局平針店管理薬剤師の水野正子先生が「地域包括ケアの中での薬剤師の役割について−多職種が読みたい薬局からの報告書」と題し、日頃から実践されている多職種連携の講演がありました。以下に水野正子先生のご講演の一部をご紹介します。
 現在、薬局薬剤師の地域密着・チーム医療・在宅療養への職能拡大と社会的貢献が叫ばれており、薬局薬剤師が地域医療に貢献するためには、在宅療養支援への積極的な参画が必須であり、医師や福祉職と連携を取り医療を提供することで医療の効果を高める事が求められています。在宅患者訪問薬剤管理指導を実践する中で高齢者のデーターベース作りと組織化および薬局薬剤師のメリットを理解してもらうことが大切です。薬局を活用することで医療と介護をつなげることができ、薬学的管理が患者のQOL向上に役立ちます。そのためには報告書が重要な切り札になり、他職種が喜ぶ報告書を提供することが大切です。報告書は薬学的アセスメントと提案をSOAPで記入します。他職種から返事が来る報告書はヾ擬垰訶世任△襦↓日常が絵としてわかる、L瑤慮果や副作用がわかる、ぅ廛薀ぅ泪螢吋△QOLの向上に役立つ、ヂ真種間のキャッチボールができることです。地域包括ケアの一員になるには、相手のモノサシで示す必要があります。また、患者と医療者のミスマッチを起こしていることが多く、必要なのは生活者の視点であり、専門性やエビデンスで攻めても人の心には届きません。一人の人間として、どうすれば役に立てるか考えることが大切です。

日本社会薬学会・東海支部第18回例会講演会
テーマ:地域医療と薬剤師の役割
日時:2014年3月8日(土)13:30〜15:30
会場:名城大学名駅サテライトMSAT
テーマ:地域医療と薬剤師の役割
演題:「地域包括ケアの中での薬剤師の役割」について

演者:水野正子先生(チューリップ薬局平針店管理薬剤師)
主催:日本社会薬学会東海支部
問合先:名城大学薬学部飯田耕太郎
  〒468-8503名古屋市天白区八事山150
  TEL:052-839-2710 (直通)FAX:052-834-8090
  E-mail iida(at)meijo-u.ac.jp

 

日本社会薬学会 東海支部活動報告

平成25年5月18日

 東海支部は、東海地域の多くの先生方のご尽力により設立され、奥田潤先生(前・名城大学薬学部教授)、米勢政勝先生(前・名古屋市立大学薬学部教授)西田幹夫先生(前・名城大学薬学部教授)が歴代の支部長を務められ東海支部の発展に貢献されました。現在、東海地域には薬学部又は薬科大学が7つ設置され(名古屋市立大学、愛知学院大学、岐阜薬科大学、金城学院大学、静岡県立大学、鈴鹿医療科学大学、名城大学)、これら薬学の研究教育機関を中心にして社会薬学に関する学会活動を展開しています。平成24年度には日本社会薬学会第31年会が鈴鹿医療科学大学(年会長川西正祐薬学部長)において開催され東海地域の会員が増加しました。平成15年度から事務局長および支部長を担当しております名城大学飯田耕太郎より本年度までの活動を報告させていただきます。今後も東海支部の活動につきまして多くの先生方のご指導とご支援を賜りたくよろしくお願い申し上げます。

 

第7回東海支部例会(平成15年)テーマ:災害医療と薬剤師
青木宏充(前・半田病院)「愛知県拠点病院薬剤部における災害対策」
岩月 進(愛知県薬剤師会理事)「災害医療と薬剤師」

第8回東海支部例会(平成16年)
清水裕世(前・名古屋市薬剤師会副会長)「薬剤師の禁煙サポートへの取り組み」
黒田斌嗣(前・名古屋大学法学研究科)「法を通して薬をみる」

第9回東海支部例会(平成17年)テーマ:薬物乱用防止と薬剤師の役割
奥田 潤(前・名城大学薬学部教授)「フランスの脱法ドラッグの現状」
成瀬博文(前・愛知県警察薬物防止係)「薬物乱用の現状について」

第10回東海支部例会(平成18年)テーマ:6年制薬学教育
榊原明美(愛知県薬剤師会理事)「6年制薬学教育・実務実習における薬剤師の役割」
飯田耕太郎(名城大学薬学部)「6年制薬学教育における薬剤師の役割」

第11回東海支部例会(平成19年)テーマ:ジェネリック医薬品について
近藤喜博(相生山病院薬剤部)「ジェネリック医薬品について・病院薬剤師から」
高村俊史(こうむら薬局)「ジェネリック医薬品について・保険薬局薬剤師から」

第12回東海支部例会(平成20年)テーマ:薬剤師と環境問題
奥井登美子(土浦薬剤師会)「街の小さな薬局が夢みる大きな医療改革」

第13回東海支部例会(平成21年)テーマ:薬剤師を取り巻く現状
長谷川洋一(名城大学薬学部)「薬剤師を取り巻く現状が語りかけること」

第14回東海支部例会(平成22年)テーマ:薬剤師とコミュニケーションスキル
久田邦博(エーザイ株式会社)「魅力的な薬剤師になるためのコミュニケーションスキル」

第15回東海支部例会(平成23年)テーマ:薬学教育における実務実習
岡本光美(名城大学薬学部)「実り多い長期実務実習を目指して−大学教員の立場から−」

第16回東海支部例会(平成24年)テーマ:地域医療と薬剤師
中田素生(徳島文理大学薬学部教授)「地域における薬剤師の役割について」

第17回東海支部例会(平成25年)テーマ:地域医療と薬剤師の役割
中田素生(徳島文理大学薬学部教授)「糖尿病診断アクセス革命!徳島−薬局店頭でのHbA1c測定の意義−」

 

日本社会薬学会東海支部長 飯田耕太郎
〒468-8503 名古屋市天白区八事山150
名城大学薬学部薬学教育開発センター教育開発部門
電話:052-839-2710   FAX:052-834-8090
E-mail:  iida(at)meijo-u.ac.jp


東海支部第17回例会

東海支部第16回例会

東海支部第15回例会

東海支部例会講演会 〜魅力的な薬剤師になるためのコミュニケーションスキル〜
  (平成21年3月15日)第14会例会報告

東海支部例会講演会 〜薬剤師を取り巻く現状〜 (平成21年3月15日)

第13回例会報告(PDFファイル)

東海支部例会講演会〜薬剤師と環境問題について〜 (平成20年3月20日)

第12回例会報告(PDFファイル)

東海支部例会講演会〜ジェネリック医薬品と薬剤師の役割について〜
 (平成 19 年3月25日)第11回例会報告(PDFファイル)

 

 

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